本記事ではm-12018年の感想を書いていきます。
自分はm-1が好きで、2001年から2019年まで全て観ているくらいです。
2018年のm-1は霜降り明星という芸歴が若い芸人が優勝したことで話題となりました。
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2018年のM-1は会場は重かったがネタは面白かった
2018年は、やたら会場の空気は重かったですよね。
特に前半は、マジで地獄みたい感じで、これやばくね?って思ってしました。
正直テレビで観てて不安で笑えなかったのが本当のところ。
観客の笑いがあるかどうかって大事ですね。
後半からはだいぶ会場の空気も良くなった気がします。
放送終了後に改めてm-1を見返してみたら、ちゃんと笑えたので、ネタは面白いかったんですよね。
決勝メンバー10組の感想を1つずつ
決勝メンバー10組の感想を1つずつ書いていきます。
2018年から確か笑神籤っていう制度が始まったんですよね。
事前にネタ順を決めるのではなく、その場でくじを引いて1組ずつネタの順番を決めていくもの。
くじに自分達の名前が書かれていたら、即座に漫才をやらないといけません。
この制度は自分はあんまり良くないと思いますが、視聴率対策(ネタ順が事前に分かっていると、そのコンビだけ観る人がいる)と考えると仕方ないかなと思います。
1.見取り図
今回は会場がすごく重くて、その影響をトップバッターはもろに受けていました。
見取り図はワードチョイスが面白い芸人として知られています。
お笑いファンの間では、「あたおか」というワードで爆笑が起こる、と言われていました。
しかし実際はそこまで受けなかったんですよね。
会場が温まっていたらまた違っていたのかなと思います。
終盤の「●●って誰ー?」って伏線回収はさすがに受けてましたね。
でも自分は正直、伏線を忘れていたので、笑えなかったのであります。
2.スーパーマラドーナ
最初はドアを閉めるところの爆発力がすごかったです。
スーパーマラドーナは今回ラストイヤーということで、かなり期待されていました。
笑神籤で2番手に出ることが決まったとき、みんな「うわー」って思ったと思います。
もっと最後の方に出てほしかったなあと。
ドアを閉めるところと、ナイツでちょっと刺す所はかなり受けていました。
後半から、だんだん受けなくなっていった印象で、点数もあんまり伸びませんでした。
前半受けて後半受けないというのは、あんまり良くないですからね。
でもネタの発想とかすごいなあと思いました。
田中のキャラを全面に活かしたネタですよね。
3.かまいたち
ポイントカードのネタでした。
タイムマシーンで過去に戻ったらポイントカードを作りたいという話。
途中でツッコミの人が間違ったことを言い出すのは、ブラマヨを彷彿とさせました。
後半めっちゃくちゃ受けてて、点数も伸びるだろうと思いましたが、意外といかず。
終盤ちょっと聞き取りにくい部分があって、そこで減点されたんでしょうか。
4.ジャルジャル
去年のピンポンパンゲームに続き、ゲーム形式のネタでした。
国名分けっ子のネタはピンポンパンゲームほど、洗練されている印象ではなかったです。
ただ、むしろそこが審査員に評価されたのかもしれません。
あんまり洗練されすぎていると、ロボットが漫才やってるみたいに見えちゃいますもんね。
審査員の一人で「マシーンを観ているよう」と言っていましたが、前よりもマシーンぽさがなくなっていたと思います。
5.ギャロップ
ギャロップも予選が終わった段階では「優勝もあるのでは」って言われてたんですけどね。
ネタの選択を間違ったような印象でしたが、でも予選ではこのネタ受けてたので、間違ってはいないと思います。
実際受けを度外視して観ると、ちゃんと面白いんですよね。
ネタがロジカルというか、シャープな感じがします。
ただ、ハゲネタっていうと二人ともハゲというトレンディエンジェルがいるので、それに勝ちにくいのかなあと思いました。
ハゲネタに何かをプラスしないと、もう今は駄目なのかもしれません。
6.ゆにばーす
ゆにばーすは今回最下位になってしまいました。
最初のつかみで噛んだのがまずかったのでしょうか。
噛むって怖いですね。
最後の普通の漫才をやる下りとか、本当はもっと受けても良いと思います。
しかし、ゆにばーすはスタイルをそろそろ変えないときついのかもしれませんね。
ある程度スタイルが定着してしまうと、変えるのが大変ですよね。
7.ミキ
昔ダウンタウンのまっちゃんが「ジャニーズネタは観客が『それ弄っていいの?』って思ってしまう」と言っていました。
ただ、今回のミキのネタはかなり受けていましたね。
ジャニーズネタというよりは、兄の自虐ネタに軸があったのが大きかったのではないかと思います。
個人的には、去年のように動きがたくさんあるネタの方が好きでした。
8.トム・ブラウン
トム・ブラウンは受けているのか受けていないのか、良く分からないん感じなんですよね。
審査員は受けていたって言っていたので、会場は盛り上がっていたのかもしれません。
トム・ブラウンのネタは癖が強いので、『三振かホームランのどっちか』なんて言われていました。
結果は6位ということで、『ツーベースヒット』でした。
トム・ブラウンは最初観たときはそんなに面白くなかったんですが、システムを理解してから観るとめっちゃ面白いですよ。
こういうフォーマットが決まったネタって、観れば観るほどつまらなくなってくるんですが、トム・ブラウンは逆なんですよね。
9.霜降り明星
今回優勝した霜降り明星は圧巻でした。
文句なしの優勝だったと思います。
特に一本目とタイタニックのネタは最初から最後まで笑いました。
リアス式海岸とか日付変更線が好きです。
霜降り明星は、ボラギノールとか楽天カードマンの言い方とか、CMネタを結構使うんですよね。
CMってみんな観たことがあるので、万人受けしやすいんだなあと思います。
後、ツッコミがすごい革命的ですよね。
「●●やないか!」ではなく「●●!」って突っ込むことで、笑いが増しているのが発明だなあと思いました。
10.和牛
前半ほとんど笑いがないので、大丈夫かこれって思っていました。
去年も前半笑いが薄くて、後半伏線回収して畳み掛けるという構成でした。
しかし今年は去年以上に前半が弱かったです。
ただ、その分終盤で大爆発を起こしましたよね。
コントインしてからの破壊力が半端なかったです。
総合的な笑いの量でいくと、むしろ和牛は下位だと思うんですよ。
でも、最後の最後に”計算通りに”爆発したということで、高く評価されたんだと思います。